[形動][文][ナリ]《これより大なるは莫 (な) しの意。古くは「ばくたい」》程度数量がきわめて大きいさま。「被害は—だ」「—な財産
[派生]ばくだいさ[名]
[用法]莫大・[用法]多大——「莫大な(多大な)損害をこうむった」のように相通じて用いられる。◇「莫大」は「額」「量」「財産」など数量としてとらえられるものについて言うことが多い。「莫大な遺産を残す」◇「多大」は「多大金額」のように用いるほか、「成果」「努力」「困難」などはっきり数量化できないことにも使われる。「多大な(の)恩恵を受けた」「多大な(の)影響を与える」◇「莫大」は連体形が「莫大な」となるが、「多大」は「多大の」の形でも使う。◇類似の語に「甚大」がある。「甚大」はふつう好ましくないことに用いる。「被害甚大」◇三語とも「莫大(多大甚大)な死者が出た」のような、人数についての使い方はない。

出典:青空文庫

出典:gooニュース

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