[動ラ五(四)]
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1 穴の部分にぴったりとはいる。うまくはいっておさまる。「栓が—・る」「ボタンが—・る」「型に—・る」
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2 うまくあてはまる。「条件に—・る」「役に—・る」
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3 くぼんだ場所などに落ち込む。「堀に—・る」
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4 計略にのせられる。だまされる。「敵の術に—・る」
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5 かかわりあって抜け出せなくなる。また特に、女性の色香におぼれる。「悪の道に—・る」
「女に—・って訳もなく家蔵を潰したり」〈紅葉・多情多恨〉
[補説]5は、
近年、「すっかり
旅行にはまっている」のように、のめり込んでいるようすを、肯定的にとらえた
意味でも用いる。