出典:gooニュース
【ひふみんEYE】藤井聡太名人の飛車を1筋に打つ発想に驚き 豊島将之九段は攻めが切れた
とはいえ、面白い出だしで「ひねり飛車」模様の将棋を久しぶりに見ました。封じ手も耐久性のある手でした。負けたのは残念でしょうが、ここまで2局とも大熱戦で内容は悪くありません。巻き返しに期待しましょう。(加藤一二三・九段)
【名人戦】藤井名人、豊島飛車捕獲し1筋に放つ!1筋の攻防重視の構えか 大駒3枚手駒にしリードを広げる
藤井が手駒にした飛車を1筋へ放ち、と金作りと豊島のと金取りを狙った。大駒を打ち込むスキがあった豊島陣ではなく、5段目の選択は1筋の攻防を重視した選択と思われる。 藤井は50手目に入手した桂で、7筋へ押し込めた豊島飛車を捕獲。飛車2枚に角と大駒3枚を手中にした。リードを着実に広げたが、その豊島飛車は元々働きが悪かった。リードは少し狭まった模様だ。
【名人戦】藤井名人、豊島九段の飛車を押し込める 角との「だんご状態」の悪形を強いる
41手目、飛車を2筋から7筋へ旋回させ、ひねり飛車の構えを見せた豊島だが44手目、藤井から手駒の桂を6筋へ打たれて飛車取り。逃げ場所は左横の8筋か、下の7段目かの2択だが、左へ逃げると頭に歩を打たれて飛車が逃げ場所を失う。 よって下の一択。ところがその位置に飛車が居座ると、自らの角の利きを閉ざすだけでなく、飛車も働かない悪形。
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