[用法]うち・[用法]なか——ある仕切りで区切られた
空間・平面などを表す
場合は、「外は寒かったが、
部屋の内(中)には暖かく火が燃えていた」のように、「内」も「中」も同じように使うが、「内」のほうがやや文語的な言い方である。◇ある
状態にあることを示す「雨の中を歩く」「忙しい中を
無理に頼む」などは「内」に置き換えられない。また「中の指」のように
順序の中間を示すときも「内」とはいわない。◇「大勢の応募者の内(中)から選ばれた人」のように「内」「中」は、また、ある
範囲を示すこともある。この
場合、ある
時間の範囲内であることを示す「朝、まだ暗い内に
出発した」や、
事柄がある
範囲に含まれることを示す「
苦労するのも
勉強の内だ」などでは、「内」を「中」で置き換えることはできない。