《「まそ」は「ますみ」の音変化、または、ととのっているものの意という》
「—手に取り持ちて朝 (あさ) な朝 (さ) な見れども君は飽くこともなし」〈万・二五〇二〉
2 「懸く」にかかる。
「—かけて偲 (しぬ) へとまつり出す」〈万・三七六五〉
3 「床 (とこ) 」にかかる。
「—床の辺 (へ) 去らず」〈万・二五〇一〉
4 「磨 (と) ぐ」にかかる。
「—磨ぎし心を許してば」〈万・六七三〉
8 鏡に蓋 (ふた) があるところから、「ふた」にかかる。
「—二上山 (ふたがみやま) に」〈万・四一九二〉