[副]

  1. あまり時間や日数がたたないうちに、ある事が起こるさま、また、ある事態になるさま。そのうちに。まもなく。じきに。「—日が暮れる」「東京へ出てから、—三年になる」

  1. それにほかならない。まさに。とりもなおさず。

    1. 自尊の念は—人間を支持しているもので」〈露伴・プラクリチ〉

  1. そのまま。引き続いて。

    1. 「山の仕事をして、—食べる弁当が」〈左千夫野菊の墓

    2. 「(道真ガ大宰府ニ流サレテ)—かしこにてうせ給へる」〈大鏡時平
  1. 時を移さず。ただちに。すぐさま。

    1. 「—具して宮に帰りて后に立てむ」〈今昔・三一・三三

[補説]「軈」は国字

出典:青空文庫

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