よろず〔よろづ〕【万】

  1. 1000の10倍。まん。
  1. 数が非常に多いこと。たくさん。「―の神に祈る」「―の人々」
  1. すべてのこと。万事。副詞的にも用いる。「―の相談事」「―承ります」
  1. 種類や形がさまざまであること。いろいろ。
    • 「―の事を泣く泣く契りのたまはすれど」〈・桐壺〉
  1. よろずうりちょう【万売り帳】
    • 売った品物とその価格などすべてを記入しておく台帳。
      「―なにはの浦は日本第一の大湊(おほみなと)にして」〈浮・一代女・五〉
  1. よろずかけちょう【万掛け帳】
    • 掛け売りの金額や内容をまとめて書きつけておく帳面。
      「数年商ひをせしが―をもたせ」〈浮・椀久二世〉
  1. よろずたび【万度】
    • (多く副詞的に用いて)何度も何度も。何回も。たびたび。
      「この道の八十隈(やそくま)ごとに―かへりみすれど」〈・一三一〉
  1. よろずや【万屋】
    • 生活に必要ないろいろな品物を売っている店。雑貨屋。なんでも屋。
    • なんでもいろいろなことをひととおり知っている人。また、なんでもいろいろひととおりできる人。なんでも屋。
  1. よろずよ【万世/万代】
    • 限りなく長く続く世。ばんせい。
      「―にかくしもがも千代にもかくしもがも」〈推古紀・歌謡〉