出典:gooニュース
迫る海警、制する海保=「領海退去を」尖閣巡り応酬―海洋調査船に同行取材
それでも海警船は領海内にとどまり続けた。午前9時ごろ調査船が島を離れた後も、午後1時ごろまで2隻で追尾。「中国の領海内から日本船を追い出した」と誇るかのようだった。
「領海に侵入するな!」 尖閣調査船に迫りくる中国海警船 記者が見た〝緊迫の海〟
その周辺12カイリは中国の領海である」調査船の操舵(そうだ)室に、たどたどしい日本語の無線が響いた。尖閣諸島の中で最大の島である魚釣島を逆さまにした釣魚島は、尖閣諸島を表す中国側の名称。海警船からの交信だった。これに対し、海保の巡視船は毅然(きぜん)と警告を発する。「領海における貴船の航行は無害通航とは認められない。日本の領海に侵入するな!」
領海内で「わが物顔で」中国海警船が接近 石垣市の尖閣調査終了、夕方帰港へ
第11管区海上保安本部(那覇)によると、27日午前5時15分ごろ、尖閣周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入した。2隻は領海内で尖閣周辺海域を調査する石垣市の海洋調査船の動きに合わせて航行。同午前9時50分すぎに相次いで領海の外側に出た。中国当局の船が尖閣周辺の領海に侵入するのは3日連続で、今年12日目。接続水域を含め、中国当局の船が確認されるのは128日連続となった。
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