おそ・う〔おそふ〕【襲う】

の解説

［動ワ五（ハ四）］

1. １ 不意に攻めかかる。不意に危害を加える。襲撃する。「敵を—・う」「寝込みを—・う」「暴漢に—・われる」

1. ２ 不意にやって来る。急におしかける。「新婚家庭を—・う」

   1. 「清い香りがかすかに鼻を—・う気分がした」〈漱石・草枕〉

1. ３ 風雨や地震などが起こって、被害を及ぼす。「津波が三陸沿岸を—・う」

1. ４ （多く受け身の形で）好ましくないことが、覆いかぶさるようにやってくる。「死の恐怖に—・われる」「激痛に—・われる」→魘 (おそ) われる

1. ５ 家系・地位などを受け継ぐ。「先代の跡を—・う」

1. ６ 押しつける。のしかかる。

   1. 「船は—・ふ、海のうちの空を」〈土佐〉

[可能]おそえる

類語

• 継ぐ(つぐ)
• 受け継ぐ(うけつぐ)
• 引き継ぐ(ひきつぐ)
• 受ける(うける)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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