アンケートに答えて、dポイントをゲットしよう

抱える（かかえる） とは？ 意味・読み方・使い方

ブックマークへ登録

かか・える〔かかへる〕【抱える】
の解説

［動ア下一］［文］かか・ふ［ハ下二］

  1. １ 物を囲むように腕を回して持つ。胸にだくようにして持つ。「ひざを—・えて座る」「包みを小脇に—・える」

  1. ２ 自分の負担になるものをもつ。厄介なもの、世話をしなければならないものを自分の身に引き受ける。「多くの負債を—・えて倒産する」「妻子を—・えて路頭に迷う」

  1. ３ 人を雇う。雇って使う。「運転手を—・える」

  1. ４ その範囲の内にもつ。また、まわりを囲む。「湾を—・えた地勢」

  1. ５ かばう。保護する。

    1. 「流罪せられよと、公家に申ししかども、君—・へ仰せられしを」〈古活字本平治・下〉

  1. ６ 今の状態を保ちつづける。維持する。

    1. 「今一両日は—・へて見申し候ふべし」〈信長記・三〉

[補説]室町時代以降はヤ行にも活用した。→抱 (かか) ゆ
[用法]かかえる・[用法]だく——「人形をかかえる（だく）」などでは相通じて用いられる。◇「かかえる」は荷物などを腕で囲んで、胸や脇に持つこと。「かばんを小脇にかかえる」「大きなふろしき包みを両手でかかえる」のように用いる。また、抽象的に「三人の遺児をかかえて途方に暮れる」「借金をかかえる」などとも用いる。◇「だく」は赤ん坊や恋人などを胸のところで支え持つ意。「幼子キリストを胸にだくマリア」「病児をしっかりとだいている母親」「強くだいて!」「鳥が卵をだく」などと一般に用いられる。この場合「かかえる」では置き換えられない。◇「だく」の類似の語に「いだく」がある。「いだく」は、やや古い語であるとともに、心の中にある感情・考えをもつ意味もあり、「おそれをいだく」「大志をいだく」などと用いられる。
類語
関連語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

抱える の例文(8)

出典：青空文庫

  • ･･･したから、そっと肩を抱えるようにし、部屋の隅の長椅子へつれていきま･･･ 芥川竜之介「河童」

  • ･･･いながら、良平の体を抱えるようにした。が、良平は手足をもがきながら･･･ 芥川竜之介「トロッコ」

  • ･･･て、これを背広の腋へ抱えるがごとくにして席へ戻る、と忙わしく･･･ 泉鏡花「革鞄の怪」

抱える の関連ニュース

2025/04/12 18:00

出典：gooニュース

抱える の前後の言葉

新着ワード

抱える の関連Q&A

出典：教えて！goo

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。
閲覧履歴

カテゴリ内検索ランキング

2025/04/13

カテゴリ内検索ランキング

 2024年4月

このページをシェア

更新情報・お知らせ