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《「くにす」の音変化》

  1. 古代大和吉野川上流の山地にあったという村落。また、その住民宮中節会 (せちえ) に参り、贄 (にえ) を献じ、笛を吹き、口鼓 (くちつづみ) を打って風俗歌を奏した。くずびと。

  1. 古代常陸 (ひたち) 国茨城郡に住んでいた先住民。つちくも。やつかはぎ。

    1. 「—、名は寸津毘古 (きつひこ) 、寸津毘売 (きつひめ) 」〈常陸風土記

[補説]曲名別項。→国栖

謡曲五番目物反乱のために吉野の菜摘川に逃れた天武天皇を、老人夫婦が追っ手から隠し、やがて天女蔵王権現が現れて天皇を祝福する。

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2023年12月