あい‐きょう〔‐ケウ|‐キヤウ〕【愛×嬌/愛▽敬】
《古くは「あいぎょう」》
1 にこやかで、かわいらしいこと。「―のある娘」「口もとに―がある」
2 ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。「―たっぷりに話す」
3 相手を喜ばせるような言葉・振る舞い。「―を振りまく」
4 (多く「御愛嬌」の形で)座に興を添えるもの。ちょっとしたサービス。座興。「ご―に一差し舞う」「これもご―。へたな歌でも一曲」
[補説]「あいぎょう(愛敬)2」が清音化し、キャウ・キョウの区別が失われたのち、意味に対応して「嬌」の字が近世以降に当てられるようになった。
3の用例「愛嬌を振りまく」はこれが本来の言い方であるが、文化庁が発表した平成17年度「国語に関する世論調査」では、「愛嬌を振りまく」を使う人が43.9パーセント、間違った言い方「愛想を振りまく」を使う人が48.3パーセントという逆転した結果が出ている。
3の用例「愛嬌を振りまく」はこれが本来の言い方であるが、文化庁が発表した平成17年度「国語に関する世論調査」では、「愛嬌を振りまく」を使う人が43.9パーセント、間違った言い方「愛想を振りまく」を使う人が48.3パーセントという逆転した結果が出ている。
[用法]愛嬌・[用法]愛想――「愛嬌」は、あるものに備わった、かわいらしさ、ひょうきんで憎めないようすを表しているのに対し、「愛想」は、「愛想がよい」「愛想笑い」などのように、人にいい感じを与えるために示す態度や動作である。◇「愛嬌」は「愛嬌のある顔」のように、その人にもともと身についたものをいうことが多いが、「愛想」は、「お愛想を言う」のように、意識的な動作や態度をいう。◇したがって「愛嬌(愛想)のない人」のように相通じて用いられることもあるが、「愛想が尽きる」とはいっても、「愛嬌が尽きる」とはいえない。
あいきょうげ【愛嬌毛】
女性が、顔にかわいらしさを添えるために頬のあたりに数本垂らした髪の毛。
あいきょうしょうばい【愛嬌商売】
愛矯を振りまくことが繁盛に結びつく商売。芸人や料理屋などの類。
あいきょうび【愛敬日】
あいきょうべに【愛嬌紅】
女性が、かわいらしさを増すために、目じりや耳たぶなどにつける紅。
あいきょうぼくろ【愛嬌黒子】
顔に愛嬌を添えるほくろ。
あいきょうもの【愛嬌者】
ひょうきんで人々にかわいがられる人や動物。
あいきょうわらい【愛嬌笑い】
相手によい印象や好感を与えようとして浮かべる、ちょっとした笑い。愛想笑い。
提供元:「デジタル大辞泉」凡例
「あい‐きょう〔‐ケウ|‐キヤウ〕【愛×嬌/愛▽敬】」の前の言葉
「あい‐きょう〔‐ケウ|‐キヤウ〕【愛×嬌/愛▽敬】」の後の言葉




