殺伐（さつばつ）とは？意味・読み方・使い方

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さつ‐ばつ【殺伐】
の解説

［形動］［文］［ナリ］殺気が感じられるさま。また、うるおいやあたたかみの感じられないさま。

1. 「見えない手の揮 (ふる) う剣の光が、もう一度彼を—な争闘の心につれて行った」〈芥川・老いたる素戔嗚尊〉

［ト・タル］［文］［形動タリ］

に同じ。「—とした世相」

[派生]さつばつさ［名］

出典：デジタル大辞泉（小学館）

殺伐の例文(14)

出典：青空文庫

･･･今日では、レーニンを殺伐な組織の上の革命家とのみ見るものは少なく･･･小川未明「民衆芸術の精神」
･･･の上に立てゝあった。殺伐な、無味乾燥な男ばかりの生活と、戦線の不･･･黒島伝治「前哨」
･･･豪胆で殺伐なことが好きで、よく銃剣を振るって、露西亜人を斬りつけ･･･黒島伝治「雪のシベリア」

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