出典:gooニュース
旧政権残党と衝突、230人超死亡=少数派を殺害か―シリア
国営通信によれば、アサド前大統領の父で、独裁体制の礎を築いたハフェズ・アサド元大統領の故郷のラタキア県カルダハでも旧政権残党の掃討作戦が始まった。シャラア暫定大統領は演説で、旧政権残党に「急いで武器を捨てて投降せよ」と警告した。 多様な民族や宗教宗派が共存するシリアでは、少数派に配慮した包括的な国造りに加え、治安の安定も優先課題となっている。
シリアで暫定政権部隊と前政権の“残党”が衝突 140人が死亡 続く不安定な治安状況
ラタキアではアサド前大統領と同じ少数派のイスラム教アラウィ派が多く暮らしていますが、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、今回の衝突はアサド前政権の「残党」が治安部隊を襲撃したことがきっかけとみられるということです。アサド政権の崩壊から8日で3か月となりますが、今回の衝突は崩壊以降、最大規模とみられ、国内の不安定な治安状況が浮き彫りになった形です。
旧政権残党と衝突、140人超死亡=治安部隊に攻撃―シリア
報道によると、旧政権の残党が6日、暫定政府の検問所などに攻撃を仕掛け、治安部隊が応戦。国営通信は、元空軍情報部門の幹部が拘束されたと伝えた。 人権監視団によると、双方の交戦で治安部隊や市民ら78人が死亡。また、住民らの証言や動画によれば、アラウィ派のメンバー69人が治安部隊に殺害されたという。
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