[用法]しおれる・[用法]しなびる——「葉がしおれる(しなびる)」のように、生気を失うの意では、相通じて用いられる。◇「しおれる」は草や花の
水分が減ってぐったりする意のほか、人ががっかりして
元気がなくなるの意があるが、
条件が整えばまた生気をとりもどす
場合に多く用いる。「先生にしかられてしおれていた子が、もう笑っている」◇「しなびる」は
水分が減って衰えたり、しわが寄ったりする意で、ほとんど元の
状態にもどらない
場合に用いられる。「冷蔵庫のきゅうりがしなびる」「しなびた手」◇
類似の語「しぼむ」は、はりつめていたものが衰えて小さくなるさまが
急速であることに
重点がある。「
風船がしぼむ」「夢がしぼむ」などと用いる。