について/に関して(にかんして)/をめぐって/に対して(にたいして)

関連語
につき
にまつわる
につけて
  1. [共通する意味]
      ★対象・関連を表わす。
  1. [使い方]
    • 〔について〕
      ▽来年度の予算について話し合う
      ▽自分の将来についてあれこれと考える
      ▽製品の使用法についての説明書
    • 〔に関して〕
      ▽私に関して言えば、高校生活はそれほど楽しいものではなかった
      ▽事件に関しての資料が山のようにある
    • 〔をめぐって〕
      ▽盗まれた一億円をめぐってさまざまな推測がなされた
      ▽人事をめぐっての対立が激しくなる
    • 〔に対して〕
      ▽子供に対して厳しい態度で接する
      ▽騒音に対しての苦情が相次いでいる
      ▽親に対して反発を覚える
  1. [使い分け]
    • 【1】「について」は、対象にくっつくという意味で、中心になる物事をこれと限定して取り上げるが、「に関して」は、対象とかかわりをもつといった程度で、その中心と関連する物事を取り上げる。さらに、「をめぐって」は、まわりを囲む、何かを中心にして回る、という意味から、ある物事を中心としてそれをとりまく周辺のさまざまな物事を取り上げることになる。
    • 【2】「について」は、「投資について検討する」と使えるが、「をめぐって」は「投資をめぐって検討する」といっても、「何を」検討するのかがわからない。「投資をめぐって金額や時期を検討する」のように、対象の焦点をしぼる必要がある。
    • 【3】「について」は、一般に、言語活動や思考活動に関係する動詞をとることが多い。「海洋生物について研究する」「事故について報告する」「進学について相談する」「西鶴について論じる」
    • 【4】「に対して」は、向かい合うという意味から方向性があり、こちらから受け手(対象)に何らかの作用を及ぼすことを表わす。そのため、「反発する」「反抗する」「抵抗する」のような対立関係の動詞もとることができる。「親に対して口答えするなんて」「税率に対して不平を持つ」
    • 【5】「について」にくらべて、「に関して」「をめぐって」は文章語的。
  1. [関連語]
    • (につき) 「について」と同意だが、改まった文章で使われる。「総会決議事項につき書面をもってご報告申し上げます」
    • (にまつわる) 「をめぐる」の類似表現で、…に関連する、…にゆかりがある、の意。「ある政治家にまつわる黒い噂(うわさ)」「巨石にまつわる言い伝え」
    • (につけて) …に関連して、…に伴って、の意。「何か」「何事」「それ」などの特定の語を受けて慣用的に使われる。「何かにつけてすぐ文句を言う」「それにつけても思い出すのは悲しいことばかりだ」
  1. [参照]
  1. [対比表]
    方言…調査するこのあたりの地理…くわしい遺産…争う疑問…答える警官…抵抗する
    について
    に関して
    をめぐって
    に対して
  1. [分類コード]