こがね‐むし【黄金虫/金亀子】
1 甲虫目コガネムシ科の昆虫。体長約2センチ。体は広卵形で、背面は強い光沢のある濃緑色または紫紅色。夏に出現し、広葉樹の葉を食する。《季 夏》「落ちしまま翅(はね)はみ出せる—/正雄」 2 甲虫...
どうがね‐ぶいぶい【銅鉦蚉蚉】
コガネムシ科の昆虫。中形のコガネムシで、体色は鈍い光沢のある銅色。夏、灯火に集まる。果樹などの葉を食ベ、幼虫は土中で生活し、植物の根を食害する。
スカラベ【(フランス)scarabée】
1 コガネムシ。特に、古代エジプト人が太陽神の象徴として神聖視したタマオシコガネ。→タマオシコガネ 2 古代エジプトの護符。宝石や陶器でつくったコガネムシ形の像で、装飾をかねて用いた。スカラブ。
やんばる‐てながこがね【山原手長金亀子】
コガネムシ科の昆虫。日本産コガネムシ類では最大で、体長6センチくらい。雄の前脚が非常に長い。前胸部は銅緑色、前翅(まえばね)は黒色で黄褐色紋がある。沖縄本島北部の山地の樹林にすみ、特産種。昭和5...
おやゆびひめ【親指姫】
《原題、(デンマーク)Tommelise》アンデルセンの童話。チューリップの花から生まれた親指ほどの大きさの少女が、ヒキガエルやコガネムシの求婚から逃れて南の国にたどり着き、花の妖精の王子と結婚する。
まめ‐こがね【豆黄金虫】
コガネムシ科の昆虫。体長約1センチ、卵形で、光沢のある黒緑色。成虫は大豆・ブドウ・クリなど多種の植物の葉を食害する。幼虫は土中にすみ、根を食害。大正5年(1916)ごろ日本から北アメリカに侵入、...
こう‐ちゅう【甲虫】
甲虫目(鞘翅(しょうし)目とも)の昆虫の総称。革質化した堅い前翅(まえばね)が背面を覆い、これを上翅または鞘翅という。飛ぶときは、その下の膜質の後ろ翅を使う。完全変態。世界で約30万種、日本では...
こふき‐こがね【粉吹金亀子】
甲虫目コガネムシ科の昆虫。体長は約3センチ。卵形で茶褐色。前翅(まえばね)は灰黄色の短毛で覆われ、粉を吹いたように見える。
くろ‐かなぶん【黒金蚉】
コガネムシ科の昆虫。体長約2.5センチ、真っ黒でつやがある。夏、成虫は樹液に集まる。本州や九州に普通にみられる。
すくも‐むし【蠐螬】
地中にいる昆虫。コガネムシ類の幼虫を主にいう。地虫(じむし)。せいそう。《季 秋》