すい‐がい【透垣】
《「すきがき」の音変化》板と板、または竹と竹との間を、少し透かしてつくる垣。すいがき。「所どころの立蔀(たてじとみ)、—などやうのもの、乱りがはし」〈源・野分〉
すき‐がき【透垣】
⇒すいがい(透垣)
すい‐がき【透垣】
「すいがい(透垣)」に同じ。「本院の—に朝顔の花の咲きかかりて」〈詞花・秋・詞書〉
すい‐ろう【透廊】
《「すきろう」の音変化》透渡殿(すきわたどの)のこと。
すかさ‐ず【透かさず】
[副]機を逸することなく、直ちに対応して行動するさま。間をおかずにすぐさま。「言葉尻をとらえて—言い返す」
すかし【透かし】
1 すきまをつくること。また、そのすきまの部分。 2 紙を明るい方に透かすと見える模様や文字。「紙幣には—が入れてある」
すかし‐あみ【透かし編み】
編み物で、透かし模様のある編み方。
すかし‐え【透かし絵】
明るい方に透かすと見える絵や模様。透き絵。
すかし‐おうぎ【透かし扇】
「透き扇」に同じ。
すかし‐おり【透かし織(り)】
生地が透けるように薄く絡み織りで織った絹織物。絽(ろ)や紗(しゃ)など。透き織り。