いぶせ・い【鬱悒い】
[形][文]いぶせ・し[ク] 1 気分が晴れず、うっとうしい。気づまりである。「天井は—・きまで低し」〈鴎外訳・即興詩人〉 「ひさかたの雨の降る日をただ独り山辺にをれば—・かりけり」〈万・七六九...
う‐こん【鬱金】
1 ショウガ科の多年草。高さ約50センチ。根茎は黄色で多肉。バショウに似た長い葉を4、5枚出す。秋、大きな穂を出し、緑白色の葉と数個の淡黄色の花とをつける。熱帯アジアの原産。根茎を黄色染料やカレ...
うこん‐いろ【鬱金色】
ウコンの根茎で染めた濃い黄色。また、そのような鮮黄色。
うこん‐うつぎ【鬱金空木】
スイカズラ科の落葉低木。北海道、本州北部の深山に自生。葉は卵円形で縁に細かいぎざぎざがある。夏、黄緑色の花が咲く。《季 夏》
うこん‐こ【鬱金粉】
ウコンの根茎を乾燥し粉末にした黄色染料。
うこん‐こう【鬱金香】
チューリップの別名。うっこんこう。
うこん‐ぞめ【鬱金染(め)】
鬱金色に染めること。また、染めたもの。
うこん‐ばな【鬱金花】
ダンコウバイの別名。
うこん‐もめん【鬱金木綿】
鬱金色に染めた木綿。
うっ‐かい【鬱懐】
心配ごとなどで晴れ晴れとしない思い。「胸の裡(うち)の、寂しさとムシャクシャした—とを」〈菊池寛・俊寛〉