アルファ‐せん【α線/アルファ線】
放射線の一。放射性元素のα崩壊で放出されるα粒子の流れ。人工的には、サイクロトロンなどを用いてヘリウムイオンを加速して発生させる。β(ベータ)線・γ(ガンマ)線より電離作用が強く、透過力は小さい...
アルファ‐ほうかい【α崩壊/アルファ崩壊】
放射性元素の原子核がα粒子を放出して、ほかの原子核に転換する現象。その際、原子番号は2、質量数は4だけ減少する。α壊変。
シュレーディンガー‐の‐ねこ【シュレーディンガーの猫】
オーストリアの物理学者、E=シュレーディンガーが考案した量子力学に関する思考実験。ラジウムがα粒子を放出すると毒ガスが発生する装置を猫とともに箱に収め、α崩壊の半減期を経過した後に猫の生死を問う...
じゅう‐イオン【重イオン】
α粒子より重いイオン。加速器の研究分野では、ふつう質量数が20以上の原子核を指す。
ひかり‐かくはんのう【光核反応】
原子核にγ線などの高エネルギーの光を照射した際、中性子(γ−n反応)、陽子(γ−p反応)、重陽子、α粒子を放出して他の核種に変化する核反応。