かた‐や【方屋】
1 相撲・競(くら)べ馬などで、左右・東西に分かれた力士・騎手などの控え所。「—の南より馬場に打ち出でたり」〈今昔・二八・三五〉 2 相撲の土俵場。〈日葡〉
かた‐や【片矢】
甲矢(はや)と乙矢(おとや)のように対になっているうちの、片方の矢。→諸矢(もろや)
かた‐や【片屋】
雨水が一方に多く流れ落ちるようにつくった屋根。片屋造り。
かた‐や【傍屋】
母屋のわきにある家屋。「腹が立ちましたによって、—へつれて参り」〈虎寛狂・縄綯〉
かた‐や【片や】
[連語]《「や」は間投助詞》 1 相対するものの片一方は。「—ベテラン、—新人」 2 相撲で、取り組みに際し、行司が先に呼び上げるほう。後からの力士には「こなた」と言う。
かたや【片や】
on this side ⇒いっぽう(一方)片やルーキー片やベテランOn this [one] side is a rookie, and on the other, a veteran pla...
かたやぶり【型破り】
型破りの unconventional;〔新奇な〕novel, original, innovative型破りな芸術作品an unconventional [《口》 offbeat] work ...
かたやぶりの【型破りの】
unconventional;〔新奇な〕novel, original, innovative型破りな芸術作品an unconventional [《口》 offbeat] work of a...
かたやま‐くにか【片山国嘉】
[1855〜1931]法医学者。静岡の生まれ。日本に近代法医学を確立。社会事業にも尽くした。
かたやま‐けんざん【片山兼山】
[1730〜1782]江戸中期の儒学者。上野(こうずけ)の人。名は世璠。荻生徂徠(おぎゅうそらい)の古文辞学を学んだが、のちこれを批判し、唐宋諸家の説を加え、折衷学を提唱した。→折衷学派
かたやま‐せん【片山潜】
[1859〜1933]労働運動指導者。岡山の生まれ。米国留学から帰国後、労働組合結成を指導。また、社会主義運動の先駆となった。日露戦争中、反戦を主張。のち、ソ連に渡ってコミンテルン中央執行委員と...
かたやま‐てつ【片山哲】
[1887〜1978]政治家。和歌山の生まれ。大正期からキリスト教的社会主義運動に力を入れ、第二次大戦後は日本社会党の書記長・委員長を歴任。昭和22年(1947)に連立内閣の首相となった。→芦田均
かたやま‐とうくま【片山東熊】
[1855〜1917]建築家。山口の生まれ。ネオルネサンス・ネオバロック様式を得意とし、作品に奈良・京都・東京国立博物館や旧赤坂離宮などがある。