かく‐おうだん【核黄疸】
新生児黄疸の重いもの。ビリルビンが脳細胞にまで沈着して起こり、基底核とよぶ脳底部がおかされやすい。治療として交換輸血などを行い、後遺症には脳性麻痺(のうせいまひ)・難聴などがある。
しゃ‐けつ【瀉血】
[名](スル)病気の治療のため、血液の一定量を取り除くこと。血液中の有毒物質を除いたり、一時的に血圧を下げたりする目的で行われたが、最近では交換輸血の場合以外には行われない。血抜き。
しんせいじ‐おうだん【新生児黄疸】
生後2、3日ごろから新生児に現れる黄疸。生理的黄疸は肝臓の働きが未熟なために生じるもので、ふつう2週間以内に消える。溶血性黄疸は母子間血液型不適合のために起こり、重症の場合には交換輸血を行う。
ぜんけつ‐ゆけつ【全血輸血】
供血者から提供された血液を、ほぼそのまま輸血すること。外傷などで大量に出血した場合や、心大血管疾患の手術、新生児の交換輸血など、限られた場合に行われる。→成分輸血