あた・む【仇む】
[動マ四]敵視する。恨む。憎む。「この監(げん)に—・まれては、いささかの身じろきせむも、所せくなむあるべき」〈源・玉鬘〉
あだ【仇/寇】
《室町時代までは「あた」》 1 仕返しをしようと思う相手。敵。かたき。「親の—を討つ」 2 恨みに思って仕返しをすること。また、その恨み。「恩を—で返す」 3 害をなすもの。危害。「親切のつもり...
あだ‐うち【仇討ち】
1 主君・親兄弟などを殺した者を討ち取って恨みを晴らすこと。江戸時代、武士階級で慣習として公認されていたが、明治6年(1873)禁止された。かたきうち。 2 仕返しをすること。「けんかに負けた弟...
あだうち‐もの【仇討ち物】
浄瑠璃・歌舞伎・講談などで、仇討ちを主題にしたもの。かたきうちもの。
あだ‐がたき【仇敵】
《古くは「あたかたき」》憎い相手。きゅうてき。
あだ【×仇】
1〔うらみのある相手〕an enemy; a foe2〔うらみ〕ill will; hostility君は恩を仇で返すつもりかDo you intend to return evil for g...
あだうち【×仇討ち】
revenge; vengeance仇討ち芝居a revenge play; a drama of revenge
あだなさけ【▲徒情け×仇情け】
a short-lived [capricious] love affair; a fling彼とのことはしょせん一夜の徒情けと思い定めていたI had decided that he was ...
きゅうてき【×仇敵】
仇敵のごとく争うfight with a person as if he [she] were a deadly [sworn] enemy
あだうちしばい【仇討ち芝居】
a revenge play; a drama of revenge