しゅん【俊】
[常用漢字] [音]シュン(呉)(漢) 才知がとび抜けてすぐれている。才知のすぐれた人。「俊傑・俊才・俊秀・俊敏・俊髦(しゅんぼう)/英俊」 [名のり]すぐる・たかし・とし・まさる・よし
しゅん‐い【俊異/儁異】
才知がすぐれていて普通の人と異なること。また、その人。「俗は—を悪み世は奇才を忌む」〈東海散士・佳人之奇遇〉
しゅん‐いつ【俊逸】
学問・才能などが人にぬきんでてすぐれていること。また、その人。
しゅん‐えい【俊英】
学問・才能などが人より秀でていること。また、その人。「門下の—」
しゅんかんそうずしまものがたり【俊寛僧都島物語】
読本。8巻。曲亭馬琴作。文化5年(1808)刊。俊寛と義経にまつわる伝説を題材とし、俊寛を鬼一法眼に仕立てたもの。
しゅんけつ【俊傑】
[共通する意味] ★なみはずれてすぐれた人物。[英] a great man[使い方]〔傑物〕▽なかなかの傑物▽傑物として著名〔傑士〕▽傑士が輩出した時代▽傑士がつどう〔傑人〕▽傑人と仰がれた指...
しゅんさい【俊才】
[共通する意味] ★学識、才芸などのすぐれた人。[英] a bright man[使い方]〔秀才〕▽彼は秀才の誉れが高い▽よっ、秀才!〔英才〕▽英才を育てる▽英才教育〔俊才〕▽画壇の俊才▽芭蕉門...
しゅんしゅう【俊秀】
[共通する意味] ★才能が特にすぐれていること。また、その人。[英] talent; genius; a gifted person《人》[使い方]〔俊秀〕▽学界の俊秀ともてはやされる〔精鋭〕▽...
しゅんびん【俊敏】
[共通する意味] ★判断、行動がすばやいさま。[使い方]〔鋭敏〕(名・形動)▽鋭敏な頭脳▽世の中の動きに鋭敏に反応する〔機敏〕(名・形動)▽機敏に行動する▽機敏な対応で難局を切り抜ける〔俊敏〕(...
しゅんえ【俊恵】
[1113〜?]平安末期の歌人。東大寺の僧。源俊頼の子。通称大夫公(たゆうのきみ)。白川の自坊歌林苑で歌会・歌合わせを主催。鴨長明に歌を教えた。家集に「林葉和歌集」がある。
しゅんかん【俊寛】
[1143〜1179]平安末期の真言宗の僧。鹿ヶ谷(ししがたに)の山荘で藤原成親・成経父子や平康頼らと平清盛討伐の密議をしていたのが発覚して流島となり、鬼界ヶ島で没した。 謡曲。四番目物。喜...
しゅんじょう【俊芿】
[1166〜1227]鎌倉初期の律宗の僧。肥後の人。字(あざな)は我禅。号、不可棄。入宋し、二千余巻の典籍を請来。諸宗を兼学して戒律の復活に尽力した。京都泉涌寺(せんにゅうじ)の開山。大興正法国師。
しゅんじょう‐ぼう【俊乗房】
重源(ちょうげん)の号。
しゅんぜい【俊成】
⇒藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)