あずき【小豆】
マメ科の一年草。高さ30〜50センチ。葉は3枚の小葉からなる複葉。茎・葉に毛がある。夏、黄色い花を開く。種子はふつう暗赤色。古く中国から渡来し、各地で栽培され、種子を餡(あん)などに用いる。しょ...
あずき‐アイス【小豆アイス】
小倉(おぐら)アイス。《季 夏》
あずき‐あらい【小豆洗い】
1 小豆を洗う音をたてる妖怪。川辺に近づくと「小豆とぎましょか、人とって食いましょか、しょきしょき」と声がするという。全国に伝承がみられる。小豆研(と)ぎ。 2 チャタテムシの別名。
あずき‐いろ【小豆色】
小豆の色に似た暗赤色。
あずき‐おり【小豆織(り)】
赤と藍との小さな格子縞の織物。
おがわ【小川】
[共通する意味] ★細い小さな川。[英] a rivulet[使い方]〔小川〕▽小川で魚をとる〔細流〕▽谷間の細流〔せせらぎ〕▽小川のせせらぎ[使い分け]【1】「小川」の方が、一般的な語で、「細...
こいし【小石】
[共通する意味] ★岩より小さく砂よりも大きい鉱物質のかたまり。[英] a stone[使い方]〔石〕▽庭に石を置く▽石の上にも三年〔小石〕▽小石を拾う▽小石を道に敷きつめる〔石ころ〕▽石ころを...
こうじ【小路】
[共通する意味] ★自動車は通行できないような、幅の狭い道。[英] a lane[使い方]〔小道〕▽森の中の小道〔細道〕▽教会へ続く細道〔小径〕▽高原の小径をたどる〔小路〕▽小路を入ると駄菓子屋...
こうり【小売り】
[共通する意味] ★商品が生産者から消費者へ渡る過程における売買の形態。[英] wholesale business[使い方]〔卸〕▽繊維関係の卸をしている▽卸の値段〔卸売り〕▽百個単位でないと...
こがき【小書き】
[共通する意味] ★補足や説明のために付ける言葉。[英] an annotation[使い分け]【1】「注」は、その付ける言葉全体をいう。したがって、「この点に注を加えれば…」のように、本文の中...
こはるびより【小春日和】
冬の初めの時期の、春のように暖かい気候のこと。また、陰暦十月ごろの暖かい天候のこと。
しょうこくかみん【小国寡民】
国土が小さくて、人口が少ないこと。老子が理想とした国家の姿。▽「寡」は少ない意。
しょうしんよくよく【小心翼翼】
本来は、慎み深くうやうやしいさまをいう語。転じて、気が小さく、びくびくしているさま。▽「小心」は注意深くする、慎み深いこと。また、気が小さいこと。「翼翼」は慎み深いさま、うやうやしいさま。「翼翼小心よくよくしょうしん」ともいう。
しょうじんかんきょ【小人閑居】
教養もなくつまらない人間は、ひとりで暇でぶらぶらしていると、悪いことをしがちであるということ。
しょうりだいそん【小利大損】
わずかの利益のためにあくせくして、かえって大きな損をしてしまうこと。また、わずかな利益を得ようとして、より大きな利益を逃してしまうこと。
小腸のはたらき
小腸は十二指腸・空腸・回腸からなる臓器ですが、ここでは空腸と回腸を中心に解説します。 小腸は、消化における最終段階の作業を担うとともに、栄養素の吸収を行っています。 スムーズに栄養素を吸収するため、小腸はとても長く(6~7m)、その内壁を覆う粘膜には輪状のヒダがあるなど、表面積を大きくする構造になっています。 小腸は、十二指腸から先の前半約5分の2が空腸、後半約5分の3を回腸が占めています。 空腸と回腸は、解剖学的にはほとんど同じ構造をしており、生理学的に回腸のほうが腸液の分泌がやや多いという違いがありますが、両者のはたらきもほぼ同じです。 回腸と大腸の境には回盲弁という弁があり、これによって大腸の内容物が逆流しないようになっています。 小腸の直径は約4㎝あり、小腸の壁は外側の縦走筋と内側の輪状筋からなる2層構造になっています。これらの筋肉層のはたらきによって蠕動運動を行い、消化物を先へ先へと送り出します。 小腸の内壁は、表面を覆う粘膜が輪状のヒダになっていることに加え、粘膜が500万個もの絨毛に覆われています。この構造によって小腸全体の表面積は約200㎡と広くなり、効率よい栄養素の吸収を可能にしています。 絨毛の長さは約1mmで、表面は小腸上皮細胞(「栄養吸収細胞」ともいう)に覆われています。さらにその表面には微絨毛という細かい突起があり、この突起部分を刷子縁といいます。最終的な消化は、この刷子縁で行われています。 また、絨毛のなかには毛細血管網と1本のリンパ管が通っており、脂質はリンパ管に吸収されて静脈へ、脂質以外の栄養素は小腸上皮細胞に吸収され、毛細血管の血液に溶け込んで肝臓へと運ばれます。
小脳・脳幹のはたらき
脳全体の約1割の重量をもつ小脳は、小脳虫部を中央に、左右一対の小脳半球で構成されています。 小脳は新小脳、古小脳、原小脳の3つに分けられ、新小脳は大脳から送られる運動指令を自動化して脳にフィードバックするはたらきを、古小脳と原小脳は、平衡感覚や筋からの情報を利用した姿勢の維持や、細かい運動調整に関与しています。 細かい溝が多数走っている小脳表面は、神経細胞が集まっている小脳皮質で覆われています。全身から届いた情報を整理、統合し、赤核や視床を経由して大脳皮質や全身に伝達しています。 また、手足、眼球などの運動動作は、大脳皮質に情報を送らず、小脳自らが脳幹や脊髄経由で直接筋肉に指令を送り、調整しています。 脳幹は、大脳の下方にある間脳に続く中脳、橋、延髄で構成されています。小脳は橋の背面にのるように位置することから、脳幹は大脳と脊髄を結ぶ通路の役割も果たしています。 間脳は、視床と視床下部に分けられます。視床は脊髄を通って送られてきた嗅覚以外の感覚情報を大脳に伝える中継点の役割があります。視床下部は、自律神経系と内分泌系の神経伝達の中枢です。 脳幹では、中脳が視覚・聴覚の反射、橋では呼吸リズム、嚥下などの反射運動の神経伝達を担当しています。さらに、延髄は代謝・血液循環の調節に関与しています。 生命の維持に重要な自律神経の中枢と関係するほか、呼吸、心拍、体温調節など、間脳・脳幹は生命維持に深くかかわる重要なはたらきを遂行する器官です。