ねん‐き【年季】
1 奉公する約束の年限。「—が明ける」 2 「年季奉公」の略。「あれは久しく—に置きましたが」〈滑・浮世風呂・三〉
ねんき‐あけ【年季明け】
年季1が終わること。ねんあき。ねんあけ。
年季(ねんき)が明(あ)・ける
年季奉公の期限が終わる。年(ねん)が明く。
年季(ねんき)が入(はい)・る
1 長い間修練を積んで確かな腕をしている。「年季が入った技を見せる」 2 道具などが長く使い込まれている。老朽化している。「年季が入った万年筆」 [補説]「年期が入る」と書くのは誤り。
ねんき‐しょうもん【年季証文】
年季として定められた年限は働くということを記した証文。年季手形。年季状。