あく‐しょう【悪性】
[名・形動]悪い性質。たちのよくないこと。また、そのさま。特に、酒色にふけりたがる性質などをいう。「—な男を、此の内には一日もならぬ」〈浮・禁短気・四〉
あくしょう‐がね【悪性金】
「悪所金(あくしょがね)」に同じ。「使うても使うても止まりの知れぬ—」〈浄・氷の朔日〉
あくしょう‐もの【悪性者】
道楽者。浮気者。「わぬしも—ぞと町所にも知りたれば」〈色道大鏡・五〉
あく‐せい【悪性】
たちが悪いこと。特に、病気などの性質が悪く、治療や処置が困難なこと。「—の風邪」⇔良性。
あくせい‐インフレ【悪性インフレ】
《「悪性インフレーション」の略》経済・社会全体を混乱に陥れるようなインフレ。ハイパーインフレーション。