ち‐さ【知者/智者】
「ちしゃ(知者)」の直音表記。「名ある—どもなど召して」〈宇津保・国譲下〉
ち‐しゃ【知者/智者】
1 知恵のすぐれた人。道理をわきまえた人。 2 (智者)仏語。悟りの智慧(ちえ)を開いた者。仏。
ちしゃ‐だいし【智者大師】
智顗(ちぎ)の尊称。
知者(ちしゃ)の一失(いっしつ)愚者(ぐしゃ)の一得(いっとく)
知恵のすぐれた人にも一つぐらいのまちがいはある。また、おろかな者でもときにはすぐれた考えを出すことがある。知者も一失あり、愚者にも一得あり。
知者(ちしゃ)は惑(まど)わず勇者(ゆうしゃ)は懼(おそ)れず
《「論語」子罕(しかん)から》道理に通じた者は、事をなすにあたって迷いがなく、勇気ある者はどのような事態にも臆することがない。