あけび【通草/木通】
アケビ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に生え、葉は長楕円形の小葉が5枚手のひら状につく複葉。春、淡紫色の雄花と雌花とが咲く。秋、長楕円形で淡紫色の実がなり、熟すと裂け、果肉は甘く食べられる。...
き【木/樹】
1 地上部の茎が木質化している植物。樹木(じゅもく)。「—を植える」「—の枝」 2 建物・器具などの材料として使えるようにした用材。木材。「—の机」 3 (「柝」とも書く)歌舞伎・人形浄瑠璃・相...
き‐あい【木藍】
天然の藍のとれる木本植物。リュウキュウアイ、インドアイなどがある。
き‐いちご【木苺】
バラ科キイチゴ属のうち、落葉低木の総称。モミジイチゴ・カジイチゴ・クサイチゴ・ラズベリーなど。茎・葉柄にとげが多く、春に白い花をつける。実は黄や赤色に熟し、食用。《季 花=春 実=夏》「谷くらく...
きうち【木内】
姓氏の一。 [補説]「木内」姓の人物木内石亭(きうちせきてい)木内惣五郎(きうちそうごろう)木内昇(きうちのぼり)
き【木】
[共通する意味] ★地上部の茎が木質化している多年生の植物。背の高いものをさすことが多い。[英] a tree[使い方]〔木〕▽木を切り倒す▽木が枯れる〔樹木〕▽多様な樹木がある山[使い分け]【...
きぎれ【木切れ】
[共通する意味] ★木の切れ端。[英] a piece of wood[使い方]〔木切れ〕▽焚(た)き火のために木切れを拾い集める〔棒切れ〕▽棒切れを杖(つえ)にして山を登る〔板切れ〕▽板切れで...
きのめ【木の芽】
[共通する意味] ★植物の、少しふくらんでいて、やがて生長して葉や茎になる部分。[英] a sprout[使い方]〔芽〕▽種をまいたが芽が出ない▽アサガオの芽〔木の芽〕▽木の芽がふくらむ春▽木の...
きはだ【木肌】
[共通する意味] ★樹木の外皮。[英] bark[使い方]〔樹皮〕▽鹿(しか)が若木の樹皮を食べる▽桜の樹皮で作った茶筒〔木肌〕▽磨きあげた木肌が美しい家具▽つるつるした木肌[使い分け] 二語と...
こかげ【木陰】
[共通する意味] ★樹木の葉が日光を遮ってできる日陰の場所。[英] the shade of a tree[使い方]〔葉陰〕▽葉陰に見え隠れする赤い実〔木陰〕▽木陰で一休みする〔樹陰〕▽熱帯の樹...
きぎ‐たかたろう【木々高太郎】
[1897〜1969]大脳生理学者・小説家。山梨の生まれ。本名、林髞(たかし)。ソ連に留学し、パブロフの条件反射理論を日本に紹介。一方で探偵小説作家としても注目を集め、探偵小説芸術論を展開。「推...
きのした‐けいすけ【木下恵介】
[1912〜1998]映画監督。静岡の生まれ。本名、正吉。「花咲く港」で監督デビュー。庶民の生活や情感を温かなまなざしで描いた作品を多く残す。テレビでも情愛あふれたドラマを提供し人気を集めた。代...
きのした‐たかふみ【木下幸文】
[1779〜1821]江戸後期の歌人。備中(びっちゅう)の人。前名、義質(よしなお)。号、亮々舎(さやさやのや)・朝三亭。香川景樹に師事し、桂園十哲の一人。随筆「亮々草紙」、歌文集「亮々遺稿」など。
きのした‐なおえ【木下尚江】
[1869〜1937]評論家・小説家・社会運動家。長野の生まれ。キリスト教徒となる。普選運動・社会主義啓蒙運動に奔走。また、日露戦争の際には非戦運動を起こす。小説「火の柱」「良人(りょうじん)の...
きのした‐りげん【木下利玄】
[1886〜1925]歌人。岡山の生まれ。本名、利玄(としはる)。佐佐木信綱の門下。「心の花」、ついで「白樺」同人。歌集「銀」「紅玉」「一路」など。