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辞書
とう‐り【桃李】
1 桃とすもも。また、桃の花とすももの花。 2 《唐の劉禹錫(りゅううしゃく)の「満城の桃李春官(しゅんかん)に属(しょく)す」の詩句から》試験官が採用した門下生。自分がとりたてた人材。
桃李(とうり)もの言(い)わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成(な)す
《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。
桃李(とうり)門(もん)に満(み)つ
《「資治通鑑」から》門下生にすぐれた人物がたくさんいることをいう。
とうりせいけい【桃李成蹊】
桃やスモモの木の下には、実の美味しさに惹ひかれて集まって来る人たちによって自然に道ができてしまうように、高徳な人のまわりには自然に人が集まって来るということ。
とうりまんもん【桃李満門】
桃やスモモが門に満ちあふれる意で、優秀な人材が一門に多く集まること。