にらめ‐くら【睨め競】
「にらめっこ」に同じ。「書物と—をしているもの」〈漱石・趣味の遺伝〉
にらめっ‐こ【睨めっこ】
[名](スル) 1 相手とにらみ合うこと。 2 注意してよく見ること。「説明書と—しながら操作する」 3 子供の遊びの一。互いににらみ合って、先に笑ったほうが負けとなる。にらみくら。にらめくら。
にら・める【睨める】
[動マ下一]「睨む」に同じ。「横眼で津田の顔を—・めるように見ながら」〈漱石・明暗〉
ねめ‐か・く【睨め掛く】
[動カ下二]にらみつける。「おの(=キサマ)、後にあはざらんやは、とて—・けて帰りにければ」〈宇治拾遺・九〉
ねめ‐つ・ける【睨め付ける】
[動カ下一][文]ねめつ・く[カ下二]にらみつける。「じーっと鋭く私の眉間を—・けました」〈谷崎・痴人の愛〉