あがた【県】
1 大化の改新以前、諸国にあった大和政権の地方組織。また、県主(あがたぬし)が統治した地域とも。 2 平安時代の国司の任国。また、その国司。 3 地方。いなか。「田面(たづら)なるわら屋の軒の薦...
あがた‐ありき【県歩行】
律令制下の地方官が、任国から任国へ転々と勤務して回ること。
あがたいぬかい‐の‐たちばな‐の‐みちよ【県犬養橘三千代】
[?〜733]奈良前期の女官。美努(みぬ)王に嫁して橘諸兄(たちばなのもろえ)を産み、藤原不比等に再嫁して光明皇后を産んだ。文武・聖武天皇の養育にあたり、橘姓を賜って権勢を振るった。橘三千代。
あがたい‐は【県居派】
江戸後期、賀茂真淵(かものまぶち)を中心とする和歌の流派。「県居」は賀茂真淵の号。歌風はおおむね万葉調。
あがた‐ぬし【県主】
大化の改新以前、県を統治した首長。朝廷直轄地の長とも、国造(くにのみやつこ)の支配下ともいう。祭祀もつかさどった。のちに姓(かばね)の一つとなった。