しら‐とり【白鳥】
カモメやハクチョウなど羽毛が白い鳥。しろとり。「—はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」〈牧水・海の声〉
しらとり‐くらきち【白鳥庫吉】
[1865〜1942]東洋史学者。千葉の生まれ。東大教授。近代的東洋史学を確立。北アジア・中央アジア諸民族の歴史を研究。東洋文庫の創設に尽力。著「西域史研究」「日本語の系統」。
しらとり‐けってい【白鳥決定】
白鳥事件の再審請求に関する特別抗告を棄却した際に最高裁が示した判断の通称。「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則は再審制度にも適用されるべきであり、確定判決の事実認定に合理的な疑いが生...
しらとり‐じけん【白鳥事件】
昭和27年(1952)1月に札幌市警本部の白鳥一雄警部が射殺された事件。首謀者とされた村上国治は、最高裁で懲役20年の刑が確定したが、無罪を主張し、再審請求・特別抗告を行った。最高裁はいずれも棄...
しらとり‐の【白鳥の】
[枕]白い鳥である鷺(さぎ)の意から、また、白い鳥が飛ぶ意から、「鷺(さぎ)」「飛ぶ」にかかる。「—鷺坂山の松かげに」〈万・一六八七〉