出典:gooニュース
中国との緊張緩和図る=けん制も、対話継続強調―アジア安保会議で演説・米長官
【シンガポール時事】オースティン米国防長官は1日、シンガポールで開かれているアジア安全保障会議(通称シャングリラ会合)で演説し、インド太平洋で激しく対立する中国との緊張緩和を目指す姿勢を示した。オースティン氏は、南シナ海情勢などを巡り中国をけん制しつつ、「中国と争うような関係を求めていない」と強調。軍同士の対話を継続する意向を改めて表明した。
緊張緩和は不透明=米中、アジア太平洋で「陣取り合戦」
安全保障環境を巡る緊張緩和は見通せない。 「台湾独立は戦争に等しく、分離(独立)に平和はない」。国防相会談前日の30日、中国国防省の報道官は記者会見でこう言い放った。台湾国防部(国防省)は同日夜、人工衛星を搭載した中国ロケットが台湾上空を通過したと発表。習近平政権が「独立派」と敵視する台湾の頼清徳総統と、台湾への武器売却を続ける米国に対するけん制だった。
台湾や南シナ海情勢の緊張緩和につなげられるか 米中の国防相が会談 シンガポールから最新情報
今回のような対話は偶発的な衝突を避けるためにも非常に重要ですが、今後、緊張緩和にどこまでつなげられるかが注目されます。
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