すいさんか‐てつ【水酸化鉄】
1 水酸化鉄(Ⅱ)。白色ないし淡緑色の粉末。空気中で容易に酸化され水酸化鉄(Ⅲ)になる。水酸化第一鉄。化学式Fe(OH)2 2 水酸化鉄(Ⅲ)。鉄(Ⅲ)塩の水溶液にアンモニアと塩化アンモニウムの...
ゼリー【jelly】
《「ジェリー」とも》 1 ゼラチン・寒天・ペクチンなどの凝固する性質を利用して材料を固めた冷菓や冷製料理。ジュレ。《季 夏》「うす茜ワイン—は溶くるがに/草城」 2 肉汁などの煮こごり。 3 コ...
たんぱく‐こう【蛋白光】
固体や液体に光を当てたとき、物質内部の散乱によって出てくる光。オパール(蛋白石)やコロイド溶液などで見られる。乳光。オパレセンス。
チキソトロピー【(ドイツ)Thixotropie】
コロイド溶液などで、ゲルをかきまぜると流動性のゾルに変わり、放置しておくと再びゲルに戻る性質。身近なものの中では、ヨーグルトやペンキ塗料などが示す。揺変性(ようへんせい)。チキソ性。チクソトロピー。
チンダル‐げんしょう【チンダル現象】
コロイド溶液やエーロゾルなどに光を当てたとき、その微小な粒子によって光が散乱され、光の通路が一様に光って見える現象。一般にレイリー散乱によって説明される。ティンダル現象。
でんき‐えいどう【電気泳動】
コロイド溶液に電極を入れて直流電圧を加えると、コロイド粒子が陽極または陰極へ向かって移動する現象。
とう‐せき【透析】
[名](スル)セロハン膜などの半透膜を用いて、コロイド溶液や高分子溶液から低分子の不純物を除去すること。「人工—」
ねんだん‐せい【粘弾性】
粘性と弾性をあわせもつ性質。固体としての弾性変形と流体としての粘性を同時に示す。コロイド溶液、高分子物質などに広く見られる。
フロック【floc】
コロイド溶液に凝集剤などを添加したときに生じる、綿くず状の沈殿物。
レオペクシー【rheopexy】
コロイド溶液に律動的な振動を加えると、粘度が増大してゲル化または固化する性質。棒状または板状の粒子のコロイド溶液などに見られる。逆チキソトロピー。