かんぽう‐の‐まじわり【管鮑の交わり】
《中国、春秋時代の管仲(かんちゅう)と鮑叔牙(ほうしゅくが)が変わらぬ友情を持ち続けたという「列子」力命や「史記」管晏列伝の故事から》非常に仲のよい友人づきあい。
きちく‐の‐まじわり【騎竹の交わり】
子供のときからの交友。竹馬(ちくば)の友。
きんせき‐の‐まじわり【金石の交わり】
《「漢書」韓信伝から》堅く結ばれた交わり。心変わりをしない友情。
きんらん‐の‐まじわり【金蘭の交わり】
「金蘭の契り」に同じ。
じじょ‐の‐まじわり【爾汝の交わり】
互いに「きさま」「おまえ」などと呼び合えるほどの親密な交わり。
水魚(すいぎょ)の交(まじ)わり
《「蜀志」諸葛亮伝から。劉備が諸葛孔明と自分との間柄をたとえた言葉》水と魚との切り離せない関係のような、非常に親密な交友。
せいうん‐の‐まじわり【青雲の交わり】
青雲の志をいだき、同時に任官した縁による交わり。
だんきん‐の‐まじわり【断琴の交わり】
《中国、春秋時代、琴の名手伯牙が自分の奏でる心を完全に理解した友人鍾子期の死後、琴の弦を断ったという「列子」湯問の故事から》最も心の通い合う友情。
ひと‐まじわり【人交わり】
他人との交際。世間づきあい。
布衣(ふい)の交(まじ)わり
《「史記」藺相如伝から》身分・貧富の違いを問題にしない交際。また、貧賤の者どうしの交際。