うりじょう‐か【瓜状果】
中果皮・内果皮が厚く、水分の多い多肉質の果実。スイカ・キュウリなど。瓠果(こか)。瓢果(ひょうか)。
えき‐か【液果】
3層からなる果皮のうち、中果皮または内果皮が多肉質で水分が多く、軟らかい果実。ミカン・トマト・ブドウなど。漿果(しょうか)。多肉果。→乾果
かっ‐か【核果】
果実の外果皮が薄く、中果皮は多肉質で水分が多く、内果皮は硬く木質になるもの。桃・梅・桜など。石果。
か‐ひ【果皮】
1 果実で、ふつう種子を包む部分。外果皮・中果皮・内果皮が区別されるものがある。 2 果実の表面を覆う外皮。
くるみ【胡桃】
オニグルミの果実。また、クルミ科クルミ属の落葉高木のオニグルミ・テウチグルミなどの総称。果実は丸く、肉質の外果皮と堅い内果皮に包まれた子葉部分を食用にする。《季 花=夏 実=秋》「—落つ日の夜と...
せき‐さいぼう【石細胞】
植物の厚膜細胞の一。ほぼ正多角形で、細胞膜が肥厚・木化したもの。梅・桃の内果皮(俗にたねとよぶ部分)など。
ちゅう‐かひ【中果皮】
果実の外果皮と内果皮との間の部分。ミカンでは果皮の白い部分、梅では食用になる果肉の部分がこれ。
ふさ【総/房】
1 糸を束ねて、先端を散らし垂らしたもの。「帽子の—」 2 花や実が群がり生じて垂れているもの。フジの花、ブドウの実など。 3 袋の形になってついているもの。ミカンの内果皮など。
みかんじょう‐か【蜜柑状果】
多くの心皮からできている合成心皮が成熟した果実。外果皮は厚くて多数の油腺をもつ。中果皮は白くやわらかい海綿質。内果皮は薄い皮質の袋をつくり、その中に多数の毛が発達して液汁を含む。ミカン・オレンジ...