うた‐がき【歌垣】
1 古代、求愛のために、男女が春秋2季、山や市(いち)などに集まって歌い合ったり、踊ったりした行事。東国では嬥歌(かがい)という。 2 奈良時代には、踏歌(とうか)のこと。→踏歌 [補説]人々が...
エコー【Echo】
ハイドンの交響曲第38番ハ長調の通称。1769年作曲。第2楽章で第1バイオリンと第2バイオリンによる、エコーのような掛け合いが現れる。こだま。
かけ‐あい【掛(け)合い/懸(け)合い】
1 互いに掛けること。「技の—」「水の—」 2 要求などについて先方と話し合うこと。交渉。談判。「地主に—に行く」 3 一つの事を二人以上が交互にすること。また、その演芸。掛け合い話、掛け合い万...
かけ‐おどり【掛(け)踊り/懸(け)踊り】
1 大ぜいの人がそろって掛け合いで歌いながら踊ること。 2 老若男女が一団となって、町や村の境まで踊って行くこと。疫病神や害虫などを追い払う神送りの古い習俗の名残という。小町踊りはその一種。
くいちゃあ
《多く「クイチャー」と書く》沖縄県宮古諸島の集団舞踊。祭礼や祝いの席などで、男女が円陣を組んで、歌を掛け合いながら勇壮に踊る。多く三線(さんしん)・太鼓を伴う。
くり‐あげ【繰(り)上げ】
1 繰り上げること。⇔繰り下げ。 2 足し算で、上のけたに数を繰り入れること。 3 義太夫節で、音を高めて強く語る節回し。 4 歌舞伎で、問答や口論の末に、両方掛け合いで、「さあさあさあ」と調子...
げんじょ‐ぶし【玄如節】
福島県会津地方の民謡。祭礼の夜籠もりの際の掛け合いから始まったもの。民謡「会津磐梯山(あいづばんだいさん)」の歌詞に転用されている。
コール‐アンド‐レスポンス【call and response】
《「呼びかけと応答」の意》音楽で、掛け合い。メーンボーカルとコーラスの歌詞が呼応している形式のこと。また、コンサートなどで、演奏者の呼びかけに対して観客が応えること。
しゃべ‐くり【喋くり】
1 (切れ目なく)しゃべること。 2 二人が掛け合いでおもしろおかしい話をして客を笑わせる話芸。しゃべくり漫才。
た‐ぜい【多勢】
《古くは「たせい」》人数の多いこと。大勢。「—をたのんで掛け合いに行く」⇔無勢。