しん‐しゃ【辰砂/辰沙】
1 水銀と硫黄とからなる鉱物。深紅色または褐赤色で、塊状・粒状で産出。水銀製造の原料、また、赤色顔料の主要材料。漢方では消炎・鎮静薬などに用いる。丹砂。朱砂。 2 銅を含み、鮮紅色に発色する釉(...
じん‐ちゅう【腎虫】
線虫綱腎虫科の寄生虫。体長約15〜100センチで、鮮紅色。犬・豚・牛・馬のほか、まれに人の腎臓にも寄生する。中間宿主は淡水魚。
すくみりんご‐がい【竦み林檎貝】
リンゴガイ科の巻き貝。殻高5〜8センチでタニシに似る。南米原産で、日本には1980年代初めごろに食用として輸入されたものが野生化し、関東以南に分布した。夏に水田などで繁殖し、イネやレンコンを食害...
たまご‐たけ【卵茸】
テングタケ科のキノコ。夏から秋に、山林内に生え、傘の色は鮮紅色、ひだや茎は黄色。根元は卵状の白い壺(つぼ)で包まれる。食用になるが、日本ではあまり食べない。
ちぐさ‐がい【千種貝】
ニシキウズガイ科の巻き貝。浅海の海藻の上にすむ。貝殻は円錐形で殻高2センチくらい。殻表は滑らかで、色彩は個体により鮮紅色・緑褐色など変化に富む。北海道南部から南に分布。
とさか‐のり【鶏冠海苔】
ミリン科の紅藻。太平洋岸にみられ、大きさは20〜30センチ、不規則に分かれ、鮮紅色で鶏のとさかに似る。刺身のつまやサラダとして食べる。
どうみゃく‐けつ【動脈血】
肺でガス交換を終え、鮮紅色で多量の酸素・栄養素を含む血液。一般に動脈を流れる。
なつ‐あかね【夏茜】
赤トンボの一種。アキアカネに似て、夏季は頭・胸部が褐色、腹部が橙色であるが、秋になると、特に雄は鮮紅色になる。6月末から10月ごろまでみられる。《季 夏》「電線はくらきを走り—/竜太」
はま‐だい【浜鯛】
フエダイ科の海水魚。全長約1メートル。体は紡錘形で、目は大きく、尾びれの上端・下端とも長い。体色は淡紅色で上面と各ひれは鮮紅色。本州中部以南に分布。
ばん【鷭】
クイナ科の鳥。水辺にすみ、全長33センチくらい。全体に灰黒色で、額からくちばしにかけ鮮紅色。泳ぐときに首を前後に振る。温・熱帯に分布。北日本では夏鳥であるが、南日本では留鳥。《季 夏》