音便 の解説 - 小学館 類語例解辞典

音便 の意味

発音上の便宜のために、単語の一部の発音が変わる現象。動詞や形容詞が助詞の「て」「たり」、助動詞の「た」につくときに起こることが多い。

英語表現 euphony

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音便 の関連語

イ音便
イ段音の子音の脱落によって、ある音がイになる現象。「書きて」が「書いて」、「漕(こ)ぎて」が「漕いで」になるなど。
ウ音便
ウ段音の子音の脱落によって、ある音がウ(長音)になる現象。「よくなりました」が「ようなりました」、関西方言などで「酔いて」が「酔うて」となるなど。
促音便
ある音が促音になる現象。「立ちて」が「立って」、「食いて」が「食って」、「取りて」が「取って」になるなど。
撥音便
ある音が撥音になる現象。「読みて」が「読んで」、「飛びて」が「飛んで」、「死にて」が「死んで」になるなど。

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