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い‐し【意志】 の意味

  1. あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。「参加する―がある」「こちらの―が通じる」
  1. 目的や計画を選択し、それを実現しようとする精神の働き。知識・感情に対立するものと考えられ、合わせて「知情意」という。「―を貫く」「―強固」
  1. 哲学で、個人あるいは集団の行動を意識的に決定する能力。広義には、欲望も含まれる。倫理学的には、道徳的判断の主体あるいは原因となるものをいい、衝動と対立する。
  1. [用法]意志・[用法]意思――「意志」は「意志を貫く」「意志の強い人」「意志薄弱」など、何かをしよう、したいという気持ちを表す場合に用いられる。哲学・心理学用語としては「意志」を用いることが多い。◇「意思」は、「双方の意思を汲 (く) む」「家族の意思を尊重する」など、思い・考えの意味に重点を置いた場合に用いられる。法律用語としては「意思」を用いることが多い。◇「意志(意思)の疎通を欠く」「意志(意思)表示」などは、話し手の意識によって使い分けられることもある。

い‐し【意志】の慣用句

  1. いしてき【意志的】
    • [形動]その人の言動に意志の感じられるさま。「話し方に―なものがある」
  1. いしはくじゃく【意志薄弱】
    • [名・形動]物事をやりとげようとする気持ちや、自分で決断を下す強い判断力に欠けること。「―な人」
  • い‐し【意志】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・すると意志の自由にはならない。

      芥川竜之介「お時儀」

    • ・・・戦の街を幾度もくぐったらしい、日に焼けて男性的なオッタヴィアナの顔は、飽く事なき功名心と、強い意志と、生一本な気象とで、固い輪郭を描いていた。

      有島武郎「クララの出家」

    • ・・・自由に対する慾望とは、啻に政治上または経済上の束縛から個人の意志を解放せむとするばかりでなく、自己みずからの世界を自己みずからの力によって創造し、開拓し、司配せんとする慾望である。

      石川啄木「初めて見たる小樽」