海岸線をやや離れて、海側に細長く砂礫 (されき) が堆積 (たいせき) してできた地形。

焼き畑のこと。武蔵国に多くある「指谷 (さすがや) 」という地名はこれに基づくといわれる。

さしゅ(叉手)1」に同じ。

「—して首を伸べて」〈太平記・一〇〉

切妻屋根の両端に、それぞれ棟木 (むなぎ) を受けるために合掌形に組む材。古くは上部交差させて組んだ丸太

Special Air Services》⇒エス‐エー‐エス(SAS)

sleep apnea syndrome》⇒睡眠時無呼吸症候群

small astronomical satelliteNASAの小型天文衛星。銀河系やそれより遠い天体のX線源の強度測定する。1970年第1号打ち上げ。

[動サ五(四)]動詞させる」に同じ。「母にせめてぜいたくを—・してやりたい」
[動サ下二]動詞させる」の文語形。
[動サ五(四)]《「差す」と同語源》
    1. ㋐先の鋭くとがったものを中に突き入れる。突き立てる。突き通す。「指にとげを—・す」「短刀で胸を—・す」「魚をくしに—・す」

    2. ㋑(「螫す」とも書く)毒虫などが針を皮膚に突き入れる。「ハチに—・される」

  1. 厚いものに針を突き入れて縫う。また、針で結びつづる。「ぞうきんを—・す」「網を—・す」

  1. もちざおで小鳥や虫を捕らえる。「鳥を—・す」

  1. (「差す」とも書く)舟を進めるためにさおを水底に突き立てる。「さおを—・す」

  1. 野球で、走者にボールをタッチしてアウトにする。「本塁で—・される」

    1. ㋐目・鼻・舌などの感覚器官を鋭く刺激する。「異臭が鼻を—・す」「舌を—・す味」

    2. ㋑心に強い痛みを感じさせる。ショックを与える。「その一言が私の胸を—・した」

[可能]させる
[用法]さす・[用法]つく——「針で肌を刺す(突く)」のように、先の鋭い物を押し付ける意では、相通じて用いられる。◇「刺す」はその動作の結果として、対象内部に入り、あるいはつらぬく意が中心となる。「肉をくしに刺す」「とげを刺す」◇「突く」は物の先端を一つ所に強く当てる動作意味中心がある。「相手の胸を突いて倒す」「釣鐘をつく」◇「銛 (もり) で魚を突く」「槍 (やり) で突く」など、「突く」は刺し通すことにも言うが、この場合も、物の先を勢いよく目標に当てるという動作が主になる。◇「鼻を刺す(突く)臭気」「胸を刺す(突く)言葉」などでも両語とも使われるが、「刺す」は刺激や痛みの鋭さに、「突く」は衝撃の強さにそれぞれ重点がある。

[動サ五(四)]

  1. 酒をすすめる。「杯を—・す」

  1. ごく少量の液体をある部分にそそぎ入れる。「目薬を—・す」「ギヤに油を—・す」

  1. 液体をほかの液体容器の中へ少し、または少しずつ加え入れる。「花瓶に水を—・す」「吹きこぼれないように冷水を—・す」

  1. 補い加える。つぎ足す。「炭を—・して火気を強める」

  1. ある部分に色をつける。「紅 (べに) を—・す」

  1. しるしや訓点などをつける。「朱点を—・す」

  1. 火をともす。

    1. 「まづ紙燭 (しそく) —・して来 (こ) 」〈竹取

[可能]させる

[動サ五(四)]

  1. (差す)

    1. ㋐(「射す」とも書く)まっすぐに光が照り入る。光が当たる。「西日が—・す」

    2. ㋑潮が満ちてくる。また、水が増して入り込む。しみ込む。「潮が—・す」「氾濫した川の水が床下まで—・してきた」「井戸廃水が—・す」

    3. ㋒何かのしるし・気配などが自然と外に現れる。「ほおに血の気が—・す」「景気にかげりが—・す」

    4. ㋓ある種の気分・気持ちが生じる。きざしてくる。「眠けが—・す」「魔が—・す」「気が—・す(=気がとがめる)」

    5. 平熱より高くなる。熱が出る。「熱が—・す」

    6. ㋕枝や根が伸び広がる。草木が伸びて出る。「枝葉が—・す」

  1. (指す・差す)

    1. ㋐指などで目標とする物や場所方向を示す。指さす。「指で—・して教える」「後ろ指を—・される」「時計の針が七時を—・している」

    2. ㋑人や物をそれと決めて示す。指名する。また、密告する。「文中のそれは何を—・しますか」「生徒を—・して答えさせる」「犯人を警察に—・す」

    3. ㋒その方向へ向かう。目ざす。「南を—・して飛ぶ」

    4. ㋓物差しで寸法を測る。

      「縦横の寸法を—・してみた」〈三重吉・桑の実〉

    5. 指物を作る。

    6. 将棋で、駒を動かす。また、対局する。「将棋を—・す」「一局—・す」

    7. ㋖物を手で持って上げる。両手で高く上げる。「米俵を—・す」

    8. ㋗傘などをかざす。

    9. ㋘肩に担ぐ。になう。「駕籠 (かご) を—・す」

    10. ㋙舞で、手を前方に伸ばす。「—・す手引く手」

    11. ㋚相撲で、相手の脇の下に手を入れる。「右を—・す」

    12. 競馬などで、ゴールの直前先行するものを追い抜く。「—・して首の差で勝つ」

    1. ㋐雲などが、立ちのぼる。

      八雲—・す出雲の児らが黒髪は吉野の川の沖になづさふ」〈・四三〇〉

    2. ㋑さしつかえる。

      「ちとお寺に—・す事ある」〈浄・薩摩歌〉

[可能]させる
[補説]「指す」「差す」「射す」「刺す」「注す」「点す」「挿す」「鎖す」などと、いろいろに漢字が当てられるが、本来同一の語。
[動サ五(四)]《「差す」と同語源》
  1. 細長い物を、他の物の中に突き入れる。「花瓶にバラを—・す」「かんざしを—・す」

  1. 挿し木をする。「菊を—・す」

  1. (「差す」とも書く)刀などを帯の間を通して挟み入れる。「腰に大小を—・す」

[可能]させる
[動サ五(四)]《「差す」と同語源》門や戸などを閉める。錠をおろす。閉ざす。また、容器の栓をぴったり閉じる。「戸を—・す」
[可能]させる
[助動][させ|させ|さす|さする|さすれ|させよ]上一段・上二段・下一段・下二段・カ変・サ変動詞の未然形に付く。
  1. 使役の意を表す。せる。させる。

    1. 「これはいさめる馬なりとて、鞍を置きかへさせけり」〈徒然・一八五〉

  1. 動作を他に任せておいて、結果的にそうなることを表す。…に任せる。→させるしむしめるせる

    1. 「馬の腹射させて引き退く」〈平家・一二〉

  1. (多くあとに「たまふ」など尊敬の意を表す語を伴って)尊敬の意を強める。…なさる。

    1. 「二月の二十日あまり、南殿の桜の宴せさせ給ふ」〈・花宴〉

  1. (謙譲語「聞こゆ」に付いて)謙譲の意を強める。お…申し上げる。→聞こえさす

    1. 「今一度かく見奉り聞こえさすることもなくてや」〈・行幸〉

[補説]「さす」は上代から近世まで広く用いられたが、1用法原義。近世以降は四段型にも活用する。2中世の軍記物語の類に多くみられる武者言葉の一用法。34は中古以降の用法で、3の「させたまふ」「させおはします」「させらる」などは高い敬意を表す。
[接尾]《動詞五(四)段型活用》動詞の連用形に付く。
  1. しかけていた動作中途でやめる意を表す。…しかける。「言い—・す」「飲み—・す」

  1. していた動作中途でやんだままの状態であることを表す。…しかかる。

    1. 「おもしろき梅の花開け—・したる朝ぼらけ」〈常夏

serial attached SCSI》⇒エス‐エー‐エス(SAS)

出典:gooニュース

出典:青空文庫

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