従兄弟(いとこ)同士(どうし)は鴨(かも)の味(あじ)
いとこどうしが夫婦になったときの情愛の深さは、鴨の肉の味のようによいものである。
いとこ‐に【従兄弟煮】
小豆・牛蒡(ごぼう)・芋・カボチャなどを、堅いものから順に入れ、醤油か味噌で味をつけた煮物。おいおい(甥々)めいめ...
いとこベット【従妹ベット】
《原題、(フランス)La Cousine Bette》バルザックの小説。1846年発表。「人間喜劇」の「パリの生活...
いとこ‐めい【従兄弟姪】
自分のいとこの娘。いとこ違い。
いと‐ごんにゃく【糸蒟蒻】
《「いとこんにゃく」とも》細くひものように切ったこんにゃく。また、しらたき同様、こんにゃく粉をこねて湯の中に細く突...
いと‐さばき【糸捌き】
1 糸の取り扱い方。 2 琴や三味線などの弾き方。「巧みな—」
いと‐さん
(関西地方で)良家の女児または娘の敬称。お嬢さま。いとさま。いとはん。
いと‐ざくら【糸桜】
シダレザクラの別名。《季 春》「ゆき暮て雨もる宿や—/蕪村」
いとし・い【愛しい】
[形][文]いと・し[シク]《「いとおしい」から》 1 かわいく思うさま。恋しく慕わしい。「—・いわが子」「—・い...
いとし‐ご【愛し子】
かわいがっている子供。大切にしている子。
いとしず‐せん【糸静線】
糸魚川静岡構造線の略称。
いと‐しば【糸芝】
コウライシバの別名。
いとしぼ・い
[形]《「いとほしい」の「ほし」を逆さまにした語か。近世語》いたわしい。ふびんである。「折角(せっかく)恋になされ...
いとしま【糸島】
福岡県の西端にある市。古代には伊都国(いとのくに)があった地との説が有力。怡土(いと)城跡・志登(しと)支石墓群な...
いとしま‐し【糸島市】
⇒糸島
いとしま‐はんとう【糸島半島】
福岡県西部、玄界(げんかい)灘に突き出た半島。東部は福岡市西区、西部は糸島市に属する。更新世の初めに島と陸地の間の...
いとし・む【愛しむ】
[動マ五(四)]「いとおしむ」に同じ。「命を—・む」
いと‐しも
[副] 1 《副詞「いと」+連語「しも」から》非常に。きわめて。「—悔しう思ひ給へらるる折多くなむ」〈源・須磨〉 ...
いとしもな・し
取り立てて言うほどでもない。「—・き人にむつばんは、よしなくこそ」〈沙石集・四〉
いとし‐らし・い【愛しらしい】
[形][文]いとしら・し[シク]かわいらしい。「何から何まで—・いと思わぬところは御座りませぬ」〈露伴・プラクリチ〉
いと‐しん【糸心/糸芯】
1 糸を芯とした蝋燭(ろうそく)。糸心蝋燭。 2 ランプの芯で、細い糸状のもの。
いと‐じゃく【糸尺】
凹凸のある建築物の表面を糸などを使って測った長さ。塗装工事などで、建築物の表面積の算出に利用する。
いと‐じょう【怡土城】
福岡県糸島市にあった城。新羅(しらぎ)に対する防備のために神護慶雲2年(768)に完成。伊都氏のいたという高祖山の...
いと‐じり【糸尻】
「糸底」に同じ。
いと‐じるし【糸印】
裁縫で、布地の縫い目の目印として、糸を縫いつけたもの。
いと‐すかし【糸透かし】
透かし彫りの一。糸のような細い部分を残して彫る方法。鍔(つば)などに用いる。
いと‐すぎ【糸杉】
ヒノキ科の常緑高木。高さ約45メートルにも達する。樹皮は灰褐色。葉はうろこ状で十字形につく。材は建築・船舶・楽器な...
いとすぎ【糸杉】
《原題、(チェコ)Cypřiše》ドボルザークの歌曲集。全18曲。1865年作曲。モラビアの詩人モラフスキーの同名...
いとすぎとげっけいじゅ【糸杉と月桂樹】
《原題、(フランス)Cyprès et lauriers》サン=サーンスのオルガンと管弦楽のための作品。1919年...
いと‐すじ【糸筋】
1 糸の筋。糸。また、糸のように細く長いもの。「—ほどの光」「涙の—」 2 物事の筋道。「事柄の経過の—を整理して...
いと‐すすき【糸薄】
ススキの変種。葉や茎が糸のように細い。園芸用。《季 秋》
意(い)と◦する
(多く、あとに打消しの語を伴って用いる)気にとめる。心配する。「失敗も—◦せずやり抜く」
異(い)とするに足(た)り◦ない
ことさら不思議に思ったり、驚いたりすることではない。「実力からすれば、決勝進出は何も—◦ないことだ」
偉(い)とするに足(た)・る
十分に賞賛する価値がある。まさに偉大であると言える。「—・る功績」
いと‐せんそう【伊土戦争】
⇒イタリアトルコ戦争
いと‐ぞうがん【糸象眼】
象眼で、地金に文様や文字を細く彫り、そこに糸状の他の金属をはめ込む技法。
いと‐ぞこ【糸底】
《ろくろから糸を使って切り離すところから》陶器の底。糸尻(いとじり)。
いと‐ぞめ【糸染(め)】
織物や刺繍(ししゅう)に用いる糸を染色すること。
いと‐たけ【糸竹】
《「糸」は琴・三味線などの弦楽器、「竹」は笛・笙(しょう)などの管楽器》 1 和楽器の総称。しちく。「—の調べ」 ...
いと‐だて【糸立て】
糸を入れて補強した渋紙。
いと‐づくり【糸作り】
刺身の切り方の一。イカやサヨリなどの身を糸状に細く切ること。また、その料理。細作り。
いと‐づつみ【糸裹み】
弓全体を、細い麻の縒(よ)り糸ですきまなく巻き、その上から漆を塗ったもの。また、その弓。
いと‐づめ【糸爪】
「糸道2」に同じ。
いと‐てき【意図的】
[形動]ある目的を持って、わざとそうするさま。「仕事量を—に増やす」
いと‐てんつき【糸点突】
カヤツリグサ科の一年草。日当たりのよい道端などに群生し、高さ約20センチ。葉は細長い。秋、細い茎に苞(ほう)のある...
いと‐でんわ【糸電話】
玩具の一。長い糸の両端に筒をとりつけ、一方の筒に口を当てて話すと、糸が振動して音が伝わり、もう一方の筒に聞こえるもの。
いと‐とおし【糸通し】
縫い針の穴に糸を通す器具。スレダー。
いと‐とじ【糸綴じ】
製本の方法の一。糸を用いて綴じつけること。かがり綴じ・ミシン綴じなど。
いと‐とり【糸取り】
1 繭を煮て生糸をとること。また、その人。手繰り。糸引き。《季 夏》「—の三人家のものばかり/素十」 2 「綾(あ...
いと‐とんぼ【糸蜻蛉】
1 イトトンボ科のトンボの総称。体は小形で細く弱々しく、翅(はね)の脈は粗い。翅を立てて止まる。キイトトンボ・アジ...