敢(あ)え無(な)くな・る
死ぬことを婉曲(えんきょく)にいう語。「我らがもとにも尋ねて見えないところから見て、若(も)しや—・ったのではないかと」〈犀星・山吹〉
あき‐めくら【明き盲】
1 外見は正常な目と同じであるが、実際は物の見えない目。 2 文字の読めない人。文盲(もんもう)。
あさ‐がすみ【朝霞】
[名]朝に立つ霞。《季 春》「茶を呑めと鳴子引なり—/一茶」 [枕] 1 八重に立ちこめ物がはっきり見えない意、また霞の立つ春の意から「八重」「ほのか」「春日(はるひ)」にかかる。「—ほのか...
あさぎり‐の【朝霧の】
[枕] 1 朝霧の中でぼんやりとしか見えない意から「おほに」「乱る」「思ひまどふ」にかかる。「—おほに相見し人ゆゑに」〈万・五九九〉 2 朝霧が八重に立つ意から「やへ」「立つ」にかかる。「—八重...
あまよ‐の‐つき【雨夜の月】
雨雲に隠れた月。想像するだけで目には見えないもののたとえ。
あまよ‐の‐ほし【雨夜の星】
雨雲に隠れた星。あっても見えないもの、めったにないもののたとえ。
アモーダル‐ほかん【アモーダル補完】
対象物の一部が隠れて見えないとき、欠けた部分を脳内で補完して全体像を認識すること。人間をはじめ、脊椎動物全般が有する視覚機能として知られる。
あや【文/綾】
1 物の表面に現れたさまざまな形や模様。特に、線が斜めに交わった模様。 2 特に苦心した、文中の言い回し。含みのある表現や微妙なニュアンス。「言葉の—」 3 表面的には見えないが、たどると見えて...
あん【暗】
[音]アン(漢) [訓]くらい ひそかに そらんずる [学習漢字]3年 1 くらい。やみ。「暗黒・暗室/明暗・幽暗」 2 黒っぽい。「暗紅色」 3 道理がわからない。「暗愚・暗君」 4 はっきり...
あんこく‐ぶっしつ【暗黒物質】
宇宙に存在する、光を放出も反射もしない未知の物質。銀河の回転運動や銀河団内の銀河の運動から質量を推定すると、星や銀河として光っている物質の質量の約10倍になる。大半を占める「見えない質量(ミッシ...