かり‐の‐こ【雁の子】
1 ガンやカモなどの水鳥のひなを慈しんでいう語。「鳥座(とぐら)立て飼ひし—巣立ちなば真弓の岡に飛び帰り来(こ)ね」〈万・一八二〉 2 ガンの卵。また広く鳥の卵をいう。「三月(やよひ)晦日方(つ...
かりのすみか【仮りの栖】
柏原兵三の小説。昭和45年(1970)刊。副題は「ベルリン冬物語」。
かり‐の‐たまずさ【雁の玉章】
「雁の使い」に同じ。「霧晴れぬ空にはそこと知らねどもくるを頼むの—」〈新後拾遺・秋上〉
かり‐の‐たより【雁の便り】
「雁の使い」に同じ。
かり‐の‐つかい【狩りの使】
平安時代、11月の五節(ごせち)のときなどに、朝廷用の鳥獣を狩るために諸国に遣わされた使者。諸院・宮家からも派遣されたが、のちには禁止された。