つづら【葛/葛籠】
1 (葛籠)ツヅラフジの蔓(つる)で編んだ、衣服などを入れる箱形のかご。のちには竹・檜(ひのき)の薄板で編み、上に紙を張って柿渋(かきしぶ)・漆などを塗った。つづらこ。 2 襲(かさね)の色目の...
つづら‐うま【葛籠馬】
江戸時代、背の両側につづらをつけた馬。その中に人を乗せたり、旅の荷物を運んだりした。
つづら‐えびら【葛箙】
ツヅラフジで編んだ箙。公卿の随身(ずいじん)などが用いた。
つづら‐おり【葛折(り)/九十九折(り)】
《ツヅラフジの蔓(つる)が曲がりくねっているところから》 1 いくつにも折れ曲がって続いている坂道や山道。 2 馬術で、馬をジグザグに歩ませること。
つづら‐か【円らか】
[形動ナリ]驚いたり恐れたりして、目を丸くするさま。「そこに目も—なる小法師にてついゐさせ給へるものか」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉