なつ‐の【夏野】
夏草の茂る野原。夏野原。《季 夏》「馬ぼくぼく我を絵に見る—哉/芭蕉」
なつのあさのせいそうけん【夏の朝の成層圏】
池沢夏樹の長編小説。昭和59年(1984)発表の処女作。漁船から転落して無人島に漂着した地方記者の青年の姿を通じ、脱文明と自然生活への憧れを描く。
なつのあらし【夏の嵐】
《(イタリア)Senso》イタリアの映画。1954年作。監督はビスコンティ。イタリア統一戦争の時代を背景に、ベネチアの公爵夫人とオーストリア軍の青年将校の悲恋を描く。
なつのうた【夏の歌】
《原題、A Song of Summer》ディーリアスの管弦楽による交響詩。1931年に作曲。晩年の代表作で、ディーリアスの失明後に口述筆記により完成。
なつのおわり【夏の終り】
瀬戸内晴美の短編小説。昭和37年(1962)「新潮」誌に発表。自身の体験に基づき、不倫関係にある男性と、かつて自身の離婚の原因となった年下の男性との間で揺れる女性の心を描く。昭和38年(1963...