あおい‐づき【葵月】
陰暦6月の異称。
あお‐みなづき【青水無月】
《青葉の茂るころの意から》陰暦6月の異称。《季 夏》「戸口から—の月夜かな/一茶」
あかいつき【赤い月】
なかにし礼による小説。自身の満州からの引き揚げ体験を題材にした作品で、平成13年(2001)刊。本作を原作とするドラマや映画が制作されたほか、平成17年(2005)自身の脚色により舞台化。脚本は...
あかいまんげつ【赤い満月】
大庭みな子の短編小説。平成7年(1995)刊行の短編集「もってのほか」に収録。平成8年(1996)、第23回川端康成文学賞受賞。
あか‐くらげ【赤水母】
オキクラゲ科のクラゲ。傘は直径12センチくらい。触手の刺細胞が乾燥して粉になったものが鼻に入るとくしゃみが出るので、ハクションクラゲともよばれる。
いちがつ【一月】
January ((略 Jan.))一月の上[下]旬にearly [late] in January一月場所〔相撲で〕the January sumo tournament
うみづき【産み月】
⇒りんげつ(臨月)
おぼろづき【おぼろ月】
a hazy moon
かくげつ【隔月】
この雑誌は隔月に出るThis magazine is published 「every other month [bimonthly].
かちょうふうげつ【花鳥風月】
the beauties of nature花鳥風月を友として生涯を送るspend one's life in communion with nature
うみづき【産み月】
[共通する意味] ★出産予定とされる月。[英] the last month of pregnancy[使い方]〔臨月〕▽臨月が迫っている▽来月が臨月だ〔産み月〕▽産み月が近い▽産み月になる[使...
かんげつ【観月】
[共通する意味] ★月の美しさを眺めて楽しむこと。特に、陰暦八月一五日と九月一三日の夜、月を見ることをいう。[英] enjoying the moon[使い方]〔月見〕▽お月見をする▽月見だんご...
くりめいげつ【栗名月】
[共通する意味] ★陰暦九月十三夜の月をいう。[使い分け]【1】「後の月」は、特に、陰暦八月十五夜の月に対していう。【2】「豆名月」は、季節の風物として枝豆を供えるところからの、「栗名月」は、月...
さいげつ【歳月】
[共通する意味] ★ある一定の日数、時間の長さ。[英] time[使い方]〔月日〕▽仕事に追われて月日のたつのを忘れる▽楽しい月日を送る〔歳月〕▽歳月人を待たず(=年月は人の都合にかかわりなく、...
しょうがつ【正月】
[共通する意味] ★一年の初め。[英] the New Year[使い方]〔正月〕▽正月を迎える▽お正月の行事〔陽春〕▽陽春の候[使い分け]【1】「正月」は、一年の一番初めの月、一月に当たる。ま...
かしんれいげつ【嘉辰令月】
めでたい月日のこと。よい日とよい月の意。▽「嘉」も「令」も、よい意。「辰」は日のこと。
ぎんぷうろうげつ【吟風弄月】
自然の風物や景色を題材にして詩歌を作ること。
ごぎゅうぜんげつ【呉牛喘月】
過度におびえ恐れることのたとえ。また、疑いの心があると、何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちをもつたとえ。暑い呉の地方の牛は月を見ても暑い太陽だと思い、喘あえぐ意から。▽「呉」は江南一帯の地。「喘」は息が切れて苦しそうに呼吸すること。「呉牛ごぎゅう、月つきに喘あえぐ」と訓読する。
しょうふうろうげつ【嘯風弄月】
風に吹かれて詩歌を口ずさみ、月を眺めること。自然の風景に親しみ、詩歌・風流を愛して楽しむことをいう。▽「嘯」はうそぶく。口をすぼめて声を長く引いて歌うこと。「弄月」は月を眺め賞すること。
ちゅうしゅうのめいげつ【仲秋名月】
陰暦八月十五日の月のこと。
あわしま‐かんげつ【淡島寒月】
[1859〜1926]文学者。東京の生まれ。本名、宝受郎。江戸文学を愛好し、西鶴を再発見して、その価値を尾崎紅葉・幸田露伴らに伝えた。著「百美文」「梵雲庵(ぼんうんあん)雑話」。
えんげつ【円月】
臨済宗の僧、中巌(ちゅうがん)の諱(いみな)。
きくち‐けいげつ【菊池契月】
[1879〜1955]日本画家。長野の生まれ。旧姓は細野、本名、完爾。児玉果亭に学び、京都に出て菊池芳文に師事。円山・四条派の写生風に大和絵の手法を加えた古典的風趣の歴史人物画を描き、初期文展以...
ちゅうがん‐えんげつ【中巌円月】
[1300〜1375]南北朝時代の臨済宗の僧。相模の人。入元し、東陽徳輝の法を嗣(つ)いだ。帰朝後、建長寺・建仁寺などに歴住。朱子学・詩文にすぐれ、五山文学の代表者の一人。著「語録」「東海一漚(...
はなむら‐まんげつ【花村万月】
[1955〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、吉川一郎。高校中退後、全国を放浪する生活を続ける。旅行中につけていた日記を友人が雑誌に投稿、入選したのをきっかけに創作活動に入り、「ゲルマニウムの夜」...