こうはん‐きゅうちゅう【洪範九疇】
「書経」の洪範編に述べられた政治道徳の九原則。五行(ごぎょう)・五事・八政・五紀・皇極・三徳・稽疑(けいぎ)・庶徴(しょちょう)・五福の九つ。
ちゅう【疇】
[音]チュウ(チウ)(漢) [訓]うね 1 田畑のうね。あぜ道。田畑。「田疇」 2 昔。以前。「疇昔(ちゅうせき)」 3 同類。たぐい。「範疇」 [補説]「畴」は俗字。
でん‐ちゅう【田疇】
田畑。耕作地。また、田畑のあぜ。
はん‐ちゅう【範疇】
1 《「書経」洪範の「天乃ち禹に洪範九疇を錫(たま)う」から》同じような性質のものが含まれる範囲。カテゴリー。「コメディーの—に属する映画」「趣味の—を出ていない」 2 哲学で、あらゆる事象をそ...
びてき‐はんちゅう【美的範疇】
美をいくつかの類型に分けたもの。通常、優美・崇高・悲壮・滑稽(こっけい)などが挙げられ、日本では、あわれ・幽玄・わび・さびなども含められる。