かへいすうりょう‐せつ【貨幣数量説】
物価水準の上下は、他の事情が等しいかぎり、貨幣数量の増減に比例するという学説。米国の経済学者フィッシャーに代表される。
かへい‐せいど【貨幣制度】
国家が一国内に流通する各種貨幣の発行・品位などについて設ける制度。
かへい‐せき【貨幣石】
新生代の始新世・漸新世に生息した有孔虫の一群。殻は石灰質の円盤状で、内部は渦巻き状となり、多くの小室に分かれている。ヌンムライト。
かへい‐せん【火兵戦】
銃砲を撃ち合う戦闘。火戦。
かへい‐どうめい【貨幣同盟】
国際貿易などを行うのに便利なように、二つ以上の国家が共通の貨幣単位や貨幣制度をもつことを定めた同盟。
かへい‐ほう【貨幣法】
「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」の略称。昭和62年(1987)旧貨幣法を全面改定。通貨の額面価格の単位のほか、貨幣の製造・発行や種類などを定める。
かえ‐おとり【替へ劣り】
物を交換して、前より劣ったものを得ること。悪いものにかえること。⇔替え優(まさ)り。「平家に源氏—したり」〈平家・八〉
かえ‐ことば【替へ詞/替へ言葉】
合い言葉。符牒(ふちょう)。「この若衆を墓原といへるは、一夜の情代銀三枚あげし—なり」〈浮・男色大鑑・六〉
かえさ・う【返さふ/反さふ】
[動ハ四]《動詞「かえ(返)す」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた語》 1 裏返して見る。「針袋取り上げ前に置き—・へばおのともおのや裏も継ぎたり」〈万・四一二九〉 2 思い返す。反省する...
かえ‐に・す【肯へにす】
[動サ変]《動詞「か(肯)ふ」の未然形+打消しの助動詞「ず」の古い連用形「に」+サ変動詞「す」から》…することを承諾しない。…することが許されない。「法師、前に居することを—・す」〈三蔵法師伝永...